マンカラ クラシック 日本語ガイド

取りの仕組み:空の穴と向かいの穴

取りが起きるのは、最後の石が自分の側の空の穴に入った瞬間だけ。それ以外では1個も取れません。

01取れる条件は3つ同時

3つが同時に揃ったとき、置いた1個と、向かいの穴の石すべてが自分のストアに移ります。空の穴に置いたのに向かいが空なら、何も取れません。相手のストアは飛ばすので、取りの対象にもなりません。

この条件はカラハ系の標準ルールです。本作が同じ条件かは、公式の説明がないため断定できません。実際に遊んで「空の穴に止めたのに取れなかった」場合は、この節の記述が本作に当てはまらないということです。

  • 最後の石が、自分の側の穴に入る。
  • その穴が、置く前は空だった。
  • 向かい側の相手の穴に、石が入っている。

02向かいの穴は6組

盤は2列×6穴なので、向かい合う穴は6組しかありません。シーンファイルの座標を見ると、手前側は z = -0.1485 から +0.1485 へ、奥側は +0.1485 から -0.1485 へ並んでいます。つまり同じ z にある穴どうしが向かい合います。

向かい合う穴の組み合わせ(座標から導いた対応)
手前側の穴奥側の穴共通の z
Pit 0Pit 11-0.1485
Pit 1Pit 10-0.0919
Pit 2Pit 9-0.0352
Pit 3Pit 8+0.0352
Pit 4Pit 7+0.0919
Pit 5Pit 6+0.1485

03取りの価値は石の数で決まる

取りで得る石は「置いた1個+向かいの穴の石数」です。向かいに5個あれば6個、1個なら2個。同じ「取れる」でも価値は6倍違います。

だから取れる手が複数あるときは、向かいの石が多い穴を選びます。ただし取りを優先すると手番が相手に移るので、取った直後に相手が大きな手番継続を狙える盤面なら、取らない判断も出てきます。

04取りの数を数える例

手前の Pit 3 に石を1個だけ置いて、そこが空だった Pit 3 に着地したとします。着地した穴が空なら、向かいの Pit 8 の中身がそのまま自分のストアに入ります。

ここで大事なのは、取れる量が「相手の Pit 8 に入っている数」で決まるという点です。相手が Pit 8 を厚くしているほど、空の穴を作る側が得をします。逆に自分が Pit 8 を厚くしていると、相手に狙われます。

この2つは同じ盤の同じ列の話なので、攻めと守りが同時に起きます。取りを狙うときは、自分の前の列で空を作ることと、奥の列を厚くしないことを同時に考える必要があります。

着地した穴と取れる相手の穴(向かい合う6組)
着地(自分)取れる相手の穴自分から見た位置
Pit 0Pit 11右端
Pit 1Pit 10右から2番目
Pit 2Pit 9右から3番目
Pit 3Pit 8右から4番目
Pit 4Pit 7右から5番目
Pit 5Pit 6左端

05取らせない置き方

守りは地味ですが、取られる1回は6個ぶんの差になります。1個取られただけで形勢が入れ替わる終盤では、この3つを守るだけで粘れます。

  • 自分の側に石1個の穴を作らない。1個の穴は、相手が空にできる合図です。
  • 相手の側の穴を空にしない。相手の穴が空だと、そこへ止めても取りになりません。
  • 自分のストアの手前に石を溜めない。溜めると相手の手番継続の的になります。